子宮頸がん 若い世代、低い認知度 20代前半で半数以下(産経新聞)
子宮頸(けい)がん予防のためのワクチン接種が国内で始まって約4カ月が経過したが、感染リスクの高い20代前半の女性でも子宮頸がんについて知っている人が、半数以下にとどまっていることが23日、販売元の英系製薬会社、グラクソ・スミスクライン(GSK)の調査で分かった。接種開始前後で子宮頸がんの認知度にほとんど差はなく、関心の低さが浮き彫りとなった。
調査はワクチン承認前の昨年6月と発売後の今年3月にインターネットで実施。それぞれ20〜40代の女性1680人が回答した。子宮頸がんの認知度を調べたところ、発売後に内容を知っていると回答した人は64・5%で、発売前の61・6%と大差はなかった。
年齢別では、患者が急増している若い世代ほど関心が低く、20代前半の発売後の認知度は44・1%、20代後半で58・6%にとどまった。30代に入ると徐々に関心が高まり、30代前半で65・4%、後半が74・0%だった。
一方、発売後のワクチンの認知度は発売前の20・3%から57・7%と大幅に高まった。GSKは「報道などの影響で、病気の詳しい内容は知らないものの、ワクチンの存在は知っているという人が多い。病気を熟知した上でワクチンの必要性を認識してほしい」としている。
子宮頸がんは主に性交渉を通じて感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因。10代でワクチン接種をすれば7割以上の予防が可能とされる。
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年齢別では、患者が急増している若い世代ほど関心が低く、20代前半の発売後の認知度は44・1%、20代後半で58・6%にとどまった。30代に入ると徐々に関心が高まり、30代前半で65・4%、後半が74・0%だった。
一方、発売後のワクチンの認知度は発売前の20・3%から57・7%と大幅に高まった。GSKは「報道などの影響で、病気の詳しい内容は知らないものの、ワクチンの存在は知っているという人が多い。病気を熟知した上でワクチンの必要性を認識してほしい」としている。
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2010-04-27 10:33
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